2006年11月1日(水)朝刊

大阪府警/中1少女を連れ回し誘拐容疑で男を逮捕

 インターネットで知り合った県内に住む中学一年の少女(13)を大阪県などに連れ回したとして、府警は三十一日、未成年者誘拐の疑いで大阪市の自動車販売業日野口雅宣容疑者(41)を逮捕した。「十三歳と知っていたが、頼まれたので連れ回した」と話し、容疑を認めているという。少女は日野口容疑者の自宅車庫で無事保護された。  調べでは、日野口容疑者は十月十日から十八日まで、大阪県や和歌山県内で、保護者の承諾などなしに少女を連れ回した疑い。食事をしたり、ドライブをしたりしたという。
 日野口容疑者は、少女を自宅車庫に寝泊まりさせていた。両親と一緒に暮らしているが、十八日に母親が車庫内で少女を発見するまで全く気付かなかったという。  二人は今年六月、インターネットの出会い系サイトで知り合い、その後、大阪で数回会っていた。日野口容疑者は少女に携帯電話を買い与え、連絡を取っていた。  事件前には、娘の行動を不審に思った少女の母親が日野口容疑者と会い、行動を慎むよう注意したこともあったという。  十月上旬に日野口容疑者が大阪を訪れた際、少女が「大阪に一緒に連れて行って」と要求したため、レンタカーで少女の自宅付近まで迎えに行き、同じ飛行機に乗せた。  少女は「家出をする」という内容のメモを残しており、家族から県警に捜索願が出されていた。  少女を発見した日野口容疑者の母親が、大阪の少女の家族に電話し、大阪県内にいた府警警察官が少女を保護した。  府警は日野口容疑者から任意で事情を聴き、三十一日に逮捕。身柄を大阪に移送した。府青少年保護育成条例違反の疑いもあるとみて、調べを進めている。


2005年12月29日 朝刊
豊見城署が買春容疑で医師、女子高生を逮捕
 豊見城署は十三日、出会い系サイトで知り合った大阪本島南部の女子高校生=当時(17)=とみだらな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、東京都練馬区南大泉の眼科医増渕敦容疑者(43)を逮捕した。増渕容疑者は「金は渡したが、モデル代だった」と容疑の一部を否認している。
 調べでは、増渕容疑者は昨年十二月二十八日午前十一時四十分ごろ、大阪本島南部のホテルで当時高校二年の女子生徒に現金五万円を渡し、性行為した疑い。生徒の裸の写真を複数枚撮影したという。増渕容疑者は生徒と会うために同日、東京から大阪を訪れていた。  増渕容疑者が偽名で登録していた携帯電話の出会い系サイトに昨年七月、生徒が書き込みし、知り合ったという。生徒は「自分が十七歳であることを明かしていた」と話しているという。


2006年8月23日(水) 朝刊

八重山保健所が意識調査/中学生の2割、援助交際肯定的

 八重山地区の中学生の約二割が援助交際を肯定的にとらえ、出会い系サイト利用経験のある高校生の約四割が「気を付けて利用すれば問題ない」と考えていることが、八重山保健所が行った二〇〇五年度「八重山地区における小・中・高校生の性に関する意識調査」で二十二日、分かった。調査にかかわった県立看護大の金城芳秀助教授は「情報社会の中で八重山だけの傾向ではない。貴重なデータ」と評価。学校や地域が連携し、性の問題に関する受け皿やアドバイス体制の整備の必要性を訴えた。(儀間多美子)
 実際、出会い系サイトには、女子生徒らの大胆といえる書き込みがある。援助交際という言葉が定着するほどに、若者の性の乱れ、金銭感覚には「心の荒れ」が映し出されている。どう抑止するかは緊急の課題だ。八重山では「十五の春の旅立ち」として中学卒業後に島を離れる子が多く「生徒の性に関する実態が分からない」との課題があった。〇四年十二月に同保健所が学校や地域のNPOらと連携し、石垣市、竹富町、与那国町の全小中高校生を対象に調査を実施した。  対象は三十四小学校の三―六年生、配布数二千六百四十四件、回収率91・9%。二十一中学校の全学年、配布数千九百七十七件、回収率83%。石垣市の県立高校の全学年、配布数千八百七十五件、回収率79・4%。  質問項目は「異性の友達がほしいか」「避妊の仕方・実行率」「性・セックスのイメージ」「アダルトビデオの影響」「性被害」など多岐。  中学生への「援助交際をどう思うか」の問いでは、男子三百八十三人(54・8%)、女子六百二十六人(71・8%)が「いけないこと」と回答。だが「本人の自由」「セックスしなければいい」「制服や下着を売っても構わない」など、男子約20%、女子約17%が肯定的だった。  出会い系サイトの利用経験のある高校生は男子五十二人(7・2%)、女子七十六人(10・5%)。そのうち「トラブルに巻き込まれた」は八人で6・3%。サイトの利用について「特に問題ない」6%、「気を付ければ問題ない」37・5%と、利用者の43・5%が肯定した。  「性に関する情報をどこで得るか」は、中高校生男女とも「ビデオや漫画、週刊誌」が多い。また中学生の男女15―16%が「膣外射精」を避妊法と考えているほか、小中高校の男女の二―三割が性被害を経験していた。  調査報告書では、援助交際を「特別なことではなく、物を手に入れるための手段ととらえる生徒もいる」と指摘。(1)個人差に合わせた工夫した性指導(2)早期から一貫した「性=生き方」教育(3)学校や家庭、地域や行政が連携した取り組み―の必要性を提言している。  金城助教授は「全生徒が対象となった貴重なデータ。情報がテレビやインターネットでどんどん入ってくる時代で、(離島という)地域性は関係ない。性という表に見えてこない問題を、きちんとケアできる受け皿づくりが重要」と話した。

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